2019年4月5日、イチローが国民栄誉賞を辞退する意向を伝えているというニュースが流れました。イチローの国民栄誉賞辞退は今回で3度目になります。
イチローの国民栄誉賞辞退を惜しむ声がある一方で、イチローらしくて納得できるという声も上がっています。
イチローが3度目の国民栄誉賞を辞退した理由は何だったのでしょうか。
イチロー3度目の国民栄誉賞辞退の報道!
2019年4月5日、イチローが国民栄誉賞を辞退する意向を伝えているというニュースが流れました。イチローの国民栄誉賞辞退は今回で3度目になります。
先月末に現役引退を表明した米大リーグ・マリナーズのイチローさん(45)が、政府が授与する方向で検討していた国民栄誉賞を辞退すると伝えていたことが4日、政府関係者への取材で分かった。
固辞するのは3度目。理由は明らかになっていないが、今後も野球界に関わっていく強い意思を示したものとみられる。「令和」時代を迎える中、受賞第1号が期待されていた。
イチローさんは日米通算4367安打、10年連続200本安打、メジャーリーグのシーズン最多安打記録を更新するなど野球界で輝かしい実績を残した。
政府はこれまで小泉内閣時代の2001、04年の2度、国民栄誉賞を打診したが、イチローさんは「野球生活を終わった時に、もしいただけるのであれば、大変ありがたい」などと固辞していた。
先月22日の引退会見を受けて、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「多くの子供や野球ファンに夢と希望を与え続けてきたスーパースター。これまでの活躍は素晴らしいものであり、国民にそういう声があることは十分認識している」と述べ、授与する方向で調整していた。
(引用:毎日新聞より)
イチロー3度目の国民栄誉賞辞退したのはなぜ?
イチローらしい・理由は分からなくもないの声。
イチローの3度目の国民栄誉賞辞退の報道を受けてお住まれる声がある一方で、こんな声も上がっています。
イチローが3度目の国民栄誉賞を辞退した理由は何だったのでしょうか。
今後も野球に関わっていくという意思表示
イチローは、これまで小泉内閣時代の2001、04年の2度、国民栄誉賞の打診を受けていますが、
「野球生活を終わった時に、もしいただけるのであれば、大変ありがたい」
と述べて授与を断っていました。
このことから今回も国民栄誉賞を辞退したということは
今後も野球界に関わっていく強い意思を示した
のではないかと大手メディアは報じています。これはファンにとっては嬉しいですね。
とはいえイチロー本人が理由を語っていない以上、本当のところは分かりません。本音が気になりますね。本当のところは何故なのでしょうか?
辞退した理由は福本豊と同じ?重荷を背負う息苦しさを感じた
国民栄誉賞辞退と聞いて記憶にあるのは世界の盗塁王と言われた福本豊さんです。福本さんも過去に国民栄誉賞を断っています。
福本さんは国民栄誉賞を断った理由について次のように心中を語っていました。
「年齢は関係ないと思いますわ。王さん(受賞当時37歳)も、ボクがいわれたとき(38)もほぼ松井と同年齢。松井はマジメやし、野球に取り組む姿勢も青少年たちの憧れにもなれる。ボクが断わったのは年齢が理由ではなかった」
「松下電器の人を通じて、政府が国民栄誉賞を考えてるって聞いたから、『立ちションベンもできんようになるがな』っていいましたわ。ボクはあの頃、酔っぱらったら(立ちション)してたからね。国民の手本にはならへん、無理や、ということで断わりました」
「王さんが世界記録を作ったことで創設されたのが第1号。ボクも世界記録やからということでしたが、ボクには王さんのように野球人の手本になれる自信がなかった。野球で記録を作るだけでなく、広く国民に敬愛されるような人物でないといけないという、当時のボクなりの解釈があったんです」
「ボクは、麻雀はするし、タバコも吸うし、悪いことばかりしてましたから。受賞してたら、ちょっとしたことでも、ああだこうだいわれたり書かれたりするでしょう。他の受賞者にも迷惑がかかるから、やっぱりもらわんで良かったです」
(引用:NEWS ポストセブン)
福本さんは、野球の実績だけではなく、国民の手本として生きていかなくてはならないということに重荷を感じて国民栄誉賞を辞退したようです。
イチローも形ばかりの勲章には興味がないし重苦しいと感じたのかもしれません。
勲章を受けて国民の手本として生きていかねばならない人生は息苦しいですよね。人目を気にすることなく、これからの人生を自分らしく生きたいと考えたのでしょう。
イチローは自分の名前が利用されることを嫌った可能性も
国民栄誉賞は、賞を授与する政府側にもメリットがあります。
という声もたくさん上がっています。イチローに国民栄誉賞を授与することで、授与した現政権の好感度が上がることは間違いないでしょう。
しかし、イチローは自分の名前が権威付けされて勝手に人に語られることを非常に嫌っています。これはイチローの父親との長年の確執の理由を見ていけば容易に想像がつきます。
イチローは、宣之さんが講演などで事あるごとに自分の名を使うことに嫌気がさしていた。豪邸に隣接する記念館についても快く思っていません。そもそも『チチロー』というのも、露出の多さゆえメディアがつけた呼称。これまでも『黙っていてほしい』と苦言を呈してきました(引用:デイリー新潮)
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もしかしたらイチローも自分の名前が人気取りなどに政治利用されることを嫌がったのかもしれません。イチローらしいですね!
まとめ
2019年4月5日、イチローが3度目の国民栄誉賞を辞退する意向を伝えているというニュースが流れたことを受けて、イチローが国民栄誉賞を辞退した理由をまとめました。
筆者もイチローには国民栄誉賞をもらってほしかったなぁと思いますが、辞退したことにもイチローらしさを感じて好感が持てました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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