初代ドラえもんの声優として活躍された大山のぶ代さん。26年間担当したドラえもんは2005年3月に降板しました。
そんな大山のぶ代さんの2023年現在を調べたところ、認知症で老人ホームに入所していると話題になっているようです。
今日ここでは、大山のぶ代さんにまつわる
- 老人ホームどこ?
- 認知症でドラえもん忘れる?
- 現在の病状
- 旦那・砂川啓介との死別
について詳しく紹介します。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね!
目次
大山のぶ代【2023現在】認知症!

ドラえもんの初代声優を26年間も担当された大山のぶ代さん。ハスキーボイスが印象的でしたよね。
2005年にドラえもんを降板した大山のぶ代さんですが、認知症を患い2023年現在は老人ホームで生活されているとのこと。

大山のぶ代さんに認知症の症状が出始めたのは2009年頃といいます。
実は大山さんは2008年に脳梗塞を患っていたため、周囲の関係者は「脳梗塞の後遺症」だと思い認知症には気付かなかったそうです。
しかし、その症状は次第に重くなっていき、日常の生活のちょっとしたことまでサポートしなければならない状態に。
夫の砂川啓介さんやマネージャー・家政婦さんの協力を受けながら自宅で生活していた大山のぶ代さんすが…。
夫の砂川さんは『尿管がん』を発症。自身の抗がん剤治療で入退院を余儀なくされたため在宅介護を断念し、大山さんの老人ホームを探すことになりました。
大山のぶ代が入所した老人ホームどこ?
大山のぶ代さんが入所された老人ホームの場所については、一切公表されていません。
ただ、夫の砂川啓介さんは頻繁に面会に訪れており、30分ほど面会していたとか。

大山のぶ代さん夫妻の自宅は東京都目黒区にあります。

夫砂川さんの面会などを考えると、自宅から通いやすい都内の老人ホームに入所されたのではないでしょうか。
ちなみに目黒区には16軒の高級老人ホームがあり、入所一時金の平均値は2000万円で、最も高額な施設では1億円の入所金が発生するようです。
26年間ドラえもんの声優を担当された大山のぶ代さん。

これまでの声優人生を考えると金銭的にはかなり余裕があると思いますので、自宅から近い高級老人ホームで暮らしている可能性が高そうですね。
大山のぶ代は認知症でドラえもんを忘れた?

2009年頃から症状が出始め、2012年秋頃『アルツハイマー型認知症』と診断された大山のぶ代さん。夫の砂川啓介さんが世間へ公表したのは2015年5月になります。
この頃の大山のぶ代さんは2分前のことも忘れてしまい、一人では留守番も出来ない状態だったとか。

また、料理が得意で面倒見のいい姉御肌の大山さんでしたが、料理を作ることも入浴や食事も一人では困難になっていたそうです。
さらに大山さんは、自身がドラえもんであったことも忘れるほど症状が進んでいたといいます。

大山のぶ代さんがドラえもんを引退したのち、新たなキャストにバトンタッチされたドラえもん。その放送やキャラクターを見ても、自分と重ねることはなくなったそうです。
自分がドラえもんの声優であったことを忘れてしまった大山のぶ代さん。ネット上には次のコメントが…。
https://twitter.com/ringogadaisuki7/status/1110315111665680384?s=20&t=fOZYkhealMllc6NDNlyWaQ
大山のぶ代の認知症についての報道であった「今では自分がドラえもんだったことも忘れてしまったそう」ってフレーズが悲しすぎるし詩として美しすぎた
— ヒラギノ游ゴ (@VolumeToneTone) May 28, 2018
ドラえもん=大山のぶ代さん世代のファンにとっては、とても悲しい現実ですね。
夫・砂川啓介は心中も考えた!
認知症特有の徘徊や排せつ問題に向き合っていた夫の砂川啓介さんでしたが、妻の病状を世間に公表することには躊躇していたそう。
しかし、あまりにも過酷な日々に心を崩し、一時期は心中を考えるほど追い詰められていきました。
そんな時、友人の毒蝮三太夫さんの勧めで世間に公表することを決断。
「大山さんは、しゃべれることはしゃべれるけど、前みたいには話せない。砂川にはつらいはずです。でも彼女は『啓介、啓介』と言ってて、本当に彼が頼りなんです。だから、『お前がダメになって、大山さんもダメになったら、こんな悲惨なことはない。このままじゃ介護疲れを通り越して、介護倒れになっちまうよ』って。ラジオにも出て、大山さんの状態を公表したらいいじゃないかって言ったんです。
同じ認知症で苦しむ家族に役立てばと、砂川さんは出演したラジオ番組で妻の認知症を告白。また介護エッセイ『娘になった妻、のぶ代へ』も出版します。

そんな砂川さんは、「妻が認知症の新薬で記憶を取り戻すまで、諦めずに長生きしたい」と語っていたそうです。
老人ホームに入所された大山のぶ代さんですが、2023年現在の病状が気になりますね。
大山のぶ代【2023現在】病状は?

夫砂川啓介さんの癌治療により、2016年から老人ホームで暮らしている大山のぶ代さんは2023年4月現在89歳。
姉御肌の大山さんは施設でジャイアンになっているようです。

ドラえもんではなくジャイアンというのが面白いですね。
大山のぶ代さんの知人によると
ホームではちぎり絵教室や合唱の時間があるのですが、のぶ代さんは仲のよい友人たちと一緒に楽しく取り組んでいるそうです。彼女は“姉御肌”ですから、あれやこれやとみんなを仕切ってあげるのが上手。いわばリーダー的存在で、いまでは“ホームのジャイアン”になっています。
社交的な大山さんは老人ホームの人気者になっているといいます。
また、認知症は進行しているものの、施設の規則正しい生活のおかげで体調面の不安はないそうです。
妻・大山のぶ代さんのために『長生きしたい』と語っていた夫の砂川啓介さんですが、抗がん剤治療に励むも亡くなってしまいました。
大山のぶ代は【旦那・砂川啓介】と死別

1963年8月の舞台『孫悟空』で共演し交際がスタートした大山のぶ代さんと砂川啓介さんは、翌年2月に結婚します。

大山さんが31歳の時、男の子を妊娠したものの7ヶ月で死産。
さらに38歳ときに授かった娘は、妊娠7ヶ月で生まれた未熟児。先天性の病気を抱えていたために生後3ヶ月で亡くなったそうです。
2度の辛い経験をした大山さんは子供を持つことに恐怖心をもってしまい、そのストレスから夫婦は寝室を別々にするように。
子供には恵まれなかった夫妻ですが、芸能界きってのおしどり夫婦と呼ばれていました。

認知症の妻を献身的に介護し、妻の回復を心から望んでいた砂川啓介さんでしたが、2017年7月11日に死去します。

砂川さんの入院中、マネージャーに連れられて介護施設から何度もお見舞いに訪れていたという大山さん。夫の顔はわかるようで「啓介さん」「お父さん」と呼びかけていたそうです。
病室ではテレビで相撲観戦するなど、夫婦水入らずの時間を過ごしていたとか。
砂川さんは亡くなる直前、マネージャーに「すまない、頼むよ」と大山さんの世話を託して旅立ちました。
最愛の夫に先立たれた大山のぶ代さんは認知症ではあるものの、砂川啓介さんの死を理解していたようです。
大山のぶ代【夫との死別】が泣ける
大山のぶ代さんが死去した夫と対面したのは斎場でした。
棺の横で「お父さん」と言ってポロっと涙をこぼした大山さんは、すぐに部屋から出ていこうとしたそうです。

子供がいなかった大山さんにとって、砂川啓介さんはたった一人の肉親。認知症を患ってはいるものの、最愛の夫の死を認識しているように見えますね。
そんな大山さんの精神状態や体調面を考慮し、葬儀への参列は控えたとのこと。
砂川さんの死後、大山さんの施設にはマネージャーが通っていいるといい、夫に代って大山さんの面倒をみているようです。
砂川さんは死去する1年前の10月16日、大山のぶ代さんの誕生日に3着の花柄パジャマをプレゼントしたとか。
すっかりゴムが伸びきっているそうですが大山さんは夫の死後、そのパジャマを毎日着続けていたそうです。

砂川啓介さんは生前、認知症になった妻について「彼女は完全に子どもになった。娘のような愛しい存在」と語っていました。
老人ホームで天真爛漫な日々を送る大山のぶ代さんを、天国から微笑ましく見守ているかもしれませんね。
まとめ
大山のぶ代さんの2023年現在について紹介しました。
認知症を患い、自身がドラえもんを担当したことも忘れてしまった大山のぶ代さん。
夫・砂川啓介さんの死後も、老人ホームで生活しています。
砂川啓介さんの願いでもあった認知症の新薬の開発が進み、大山のぶ代さんが記憶を取り戻す日がくるといいですね。