ドラえもんの声優としてお馴染みの大山のぶ代さん。2024年現在の年齢は90歳です。
大山のぶ代さんは1964年、砂川啓介さんと結婚して2人の子供にも恵まれてのですが…。
授かったお子さん2人を相次いで亡くすという、とても悲しい経験をしていました。
そこでここでは、大山のぶ代さん夫婦にまつわる
- 子供は2人
- 長男は妊娠7ヶ月で死産
- 長女は生後3ヶ月で死別
- 子供の死で妊娠恐怖症
- 夫の浮気
について詳しく紹介します。
ぜひ、最後までお付き合いください。
【おしどり夫婦】大山のぶ代の旦那は砂川啓介!
大山のぶ代さんの旦那さんの名前は、砂川啓介(さがわ けいすけ)さんといいます。
夫の砂川啓介さんは、子供番組の「初代たいそうのおにいさん」として知られていました。
お二人の出会いは舞台共演。1963年8月舞台『孫悟空』で共演し、交際がスタートしたそうです。
約半年間の交際を経て、1964年2月に結婚した夫婦。
この当時、大山のぶ代さんは31歳で、夫の砂川啓介さんは27歳。大山さんの方が4歳年上の姉さん女房になるそうです。
芸能界きってのおしどり夫婦としても有名なおふたり。
しかし、その裏ではお子さん2人を亡くすという悲劇に見舞われていたようです。
大山のぶ代の子供は息子1人と娘1人
とても姉御肌で子供好きな大山のぶ代さんは、結婚当時からお子さんの誕生を待ちわびていたそうです。
そんなご夫婦は2人の子供を授かりますが、お子さん2人を相次いで亡くすという辛い経験をしています。
大山のぶ代さんと旦那・砂川啓介さんの子供に何があったというのでしょう。
大山のぶ代の長男は妊娠7ヶ月で死産
大山のぶ代さんは結婚1年目の32歳で、第一子となる男の子を妊娠しました。
子供好きな夫の砂川啓介さんは、大山のぶ代(通称ペコ)さんから妊娠報告を聞いて、大喜びしたそうです。
もともと子供が大好きだった僕は、カミさんの妊娠報告が嬉しくて仕方なかった。その事実を知らされたときの興奮といったら、世界中に「俺とペコに子供が生まれるんだぞ! 俺は父親になるんだ!」と大声で叫びたいほどだった。
引用元:文春オンライン
しかし、悲劇は突然やってきます。
深夜に突如破水した大山さんは、慌てて病院へ駆け込みんだものの、何かの不手際なのか、診察まで30分以上待たされたそうです。
処置室から出てきた医師は、旦那である砂川啓介さんに
「残念です。あと30分早かったら、なんとかなっていたんですが……」
と告げたました。
診察までに30分以上も待たされた末に起こった悲劇…。
待望の第一子となる長男は、妊娠7ヶ月で死産しました。
大山さん夫婦は病院の対応に憤りを感じ、「いったい、どうなっているんだ?」と廊下中に響き渡る声で叫んだようです。
あまりのショックと怒りで、身体の震えが止まらなかったとう夫の砂川さんでしたが、やり場のない気持ちを抱えながらも、真っ先に考えたのは妻である大山のぶ代さんのこと。
病室で再会した大山さんには、かける言葉が見つからなかったといいます。
長男を死産で亡くした夫婦でしたが、幸いにも2人目の子供を授かりました。
大山のぶ代の長女は生後3ヶ月で死別
第一子の死産から7年後、大山のぶ代さんは38歳で2度目の妊娠をします。
第二子の妊娠を喜んだ夫婦でしたが、最初の妊娠ように浮かれる気持ちにはなれなかったそうです。
妊娠中は身体を気遣い用心を重ねたという夫婦。大山さんは「今度こそ無事に元気な子を産みたいわ」と、強く願っていました。
すべての仕事を休み、大事を取って何度も入退院を繰り返したという大山のぶ代さんは、安定期に入った7ヶ月目で一度自宅に戻ります。
帰宅してしばらくすると、体に異変を感じた大山のぶ代さんは再び入院。そして、妊娠7ヶ月の早産で長女が誕生したそうです。
大山さん夫婦は、長女の名前を絵梨加ちゃんと命名。
未熟児で先天性の病気を抱えていた娘絵梨加さんは、保育器の中で懸命に生きようとしていたそうです。
母親の大山さんは病院の廊下で、来る日も来る日も娘さんを見つめて、必死に祈り続けていたのですが…。
娘さんの容態が急変し、生後3ヶ月で帰らぬ人となりました。
2人も子供を亡くし、悲しみに打ちひしがれる大山さんの姿を見ていた夫砂川さんは、
この先どんなことがあっても、彼女と一緒に人生を生きていこう。彼女を苦しめるものがあるなら、僕も一緒に闘おう。
と心に誓ったそうです。
しかし、お子さんの死をきっかけに、夫婦関係に変化が起こります。
大山のぶ代【妊娠恐怖症】夫婦生活レスに
子供2人を亡くすという辛い経験をした大山のぶ代さんは、子供を作ることに恐怖心を抱えてしまったようです。
そのストレスが原因で、寝室を分けるようになった夫婦。いわゆる『セ〇クスレス』の関係になってしまいます。
実は、僕たちは娘の絵梨加を亡くして以来、今日に至るまでずっと、寝室を別々にしている。そう、いわゆる“夫婦生活”がまったく存在しなかったということだ。
引用元:文春オンライン
地獄のような苦しみが原因で「妊娠恐怖症」になってしまった大山のぶ代さんは、夫の砂川啓介さんに対して
「他の女性と浮気してもいいのよ。私はもう、あなたの子供を産んであげられないから、他の女の人と表で遊んできてちょうだい」
と、浮気を容認するような発言をしていたそうです。
さらには、例え隠し子がいたとしても「あたし全然気にしないから。むしろ、啓介さんの血を引いた子なら、引き取って育ててみたいもん」と口走ることも…。
夫の浮気や隠し子を容認するかのような発言をしていた大山のぶ代さん。
お子さんを亡くしたこと、また夫婦生活がなくなった現実に罪悪感を抱いていたのかもしれません。
以来40年以上、別々の寝室で休むようになった夫婦。当然ですが、肌の触れ合いもなかったようです。
旦那(夫)砂川啓介の浮気の代償が切ない
実は夫の砂川啓介さんには、浮気をした過去がありました。
正直に告白すると、30代から40代の男盛りの頃は、僕も人並みに女性と遊んでいた。浮気相手も、一人や二人ではなかった。
ただ、「誘惑に負けた男が、何をエラそうに」と思われるかもしれないが、浮気はしても、絶対にカミさんには悟られないよう、最大限、気を配っているつもりだった。
引用元:文春オンライン
そんなある日、大山のぶ代さんのもとに浮気相手から電話が入ります。
大山さんは夫の浮気相手に対して
「あの人は、私の旦那です。あなたにこんな電話をかけてこられても、困るんですよ。私はいつも、あの人と一緒にいますから!」
と毅然とした態度であしらったそうです。
普通なら、夫や浮気相手に怒りをぶつけてもおかしくはないですよね。
しかし大山のぶ代さんは、浮気相手から電話があったことを夫の砂川啓介さんには隠していました。
後に、浮気相手からこの事実を聞いた夫の砂川さんは
彼女が知らないフリをしていたのは、「夫を肉体的に満足させられない」という負い目からなんだろうか。
カミさんの心の内を想像すると、僕はやりきれない思いに襲われた。
正面切ってなじられるよりも、沈黙されるほうがずっとしんどい。ずっと切ない。カミさんの激しい苦しみが伝わってきてしまうから……。
それを痛いほど思い知らされたことが、“僕の浮気の代償”だったのかもしれない。
とメディアのインタビューに答えています。
夫の砂川啓介さんが『僕の浮気の代償』と語るエピソード。
ずっと沈黙を通していた大山のぶ代さんの口から、当時の気持ちが明かされることはなかったようです。
大山のぶ代さんは現在、認知症を患い施設に入所しています。
自身の過去を反省し認知症の妻をサポートし続けた砂川啓介さんでしたが、2017年7月11日に他界しました。
大山のぶ代さんの現在については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
大山のぶ代の子供は2人【まとめ】
大山のぶ代さんと夫の砂川啓介さんの間に授かった子供2人について紹介しました。
ドラえもんの声優を26年間担当し、子供たちから親しまれていた大山のぶ代さん。
そんな大山さんのプライベートはというと、長男は妊娠7ヶ月で死産。長女を生後3ヶ月で亡くすという辛い経験をされていました。
妊娠に対する恐怖心から、セッ〇スレスになってしまった大山のぶ代さんは、夫に浮気を勧め、実際に浮気が発覚しても責めることはありませんでした。
大山のぶ代さんの本当の気持ちは分かりませんが、お子さんを亡くした罪悪感を一人で抱えていたのかもしれませんね。