朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の最高指導者である金正恩総書記。
2021年9月9日の建国73周年閲兵式で見せた激ヤセした姿が、ネットで話題になりました。
あまりの変わりようにSNSを中心に「本人ではなく影武者ではないか?」と、いった憶測が飛び交う事態に…。
そこで今回は、金正恩氏にまつわる
- 画像比較・耳が別人
- 本人と影武者の違いを画像比較で検証
- 影武者15人説や死亡説
について詳しく紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください!
画像比較|金正恩の耳が別人?幼少期から徹底検証
こちらが2021年9月に激ヤセしたとされる金正恩氏の画像です。
確かに以前よりも体型がスッキリとしており、肌も若々しく若返ったかのように見えます。
ちなみにこちらが、上記画像の約1年前となる2020年の金正恩氏。
この当時から以前に比べて痩せたことを報道されていましたが、更に大幅な減量に成功したようですね。
激ヤセした金正恩氏に対してネット上では、「全くの別人。影武者では?」といった意見が続出しています。
本当にただ痩せただけかもしれませんが、多くの人がその変わりように疑問を抱いているようです。
実は、以前からもたびたび『別人説』が議論されてきた金正恩氏。
どれほど見た目が変わってきたのか、時系列で画像検証してみましょう。
金正恩の見た目の変化を比較
2012年~2020年までの金正恩氏の比較画像を作ってみました。
いかがでしょうか?
2021年と比較すると、2012年〜2020年までとは印象が違いすぎますね。
個人的には、悪そうな見た目が一気に優しそうになってて、一体どうした?!という感じ。(辛口失礼)
ちなみに、幼少期の金正恩氏はこちら。
体重の急激な増加から顔の印象に多少の変化はあるでしょうし、全体的に比べてみるとやはり同じ人物という意見もあるため、なんともいえません。
どの年代の金正恩の顔もしっかり幼少期の面影を残しているので、決定的な違いを素人目で判断するのは難しいですね。
耳の形が違う?
金正恩氏が別人と入れ替わっている根拠として、一番多く言われているのが「耳の形が違っている」というものです。
いかがでしょうか?
主に耳たぶの厚みが違っているとのことなのですが、よーく見るとたしかに耳の形が違うような気も?
とはいえ、画像が荒いので判断が難しいですね…。
耳の違いに関しては、写り方の問題という意見もあります。
顔の整形でそっくりにできる技術があるのであれば、耳の整形も難しくなさそうなのですが…。
これは素人目には判断は難しいので、専門家の意見もみていきましょう。
美容整形専門家が影武者説を分析
こちらは高須クリニックの高須幹弥先生が、金正恩氏の影武者説に対する自身の見解を説明している動画です。
高須先生は限られた映像や画像だけでは
結論から言うとわからない
と前置きした上で、これまで公開されてきた動画や画像を見る限り
全て同一人物に思える
と個人的な感想を述べています。
前述した耳の形の違いについても
角度や写り方によって違って見える許容範囲
として、別人の判断材料としては弱いといった認識のようです。
また、2021年の激ヤセによる別人説にも言及する動画を投稿しています。
こちらについても「痩せた金正恩は本物」と分析しています。
金正恩氏の激ヤセについては、これまで影武者説を押し出していたメディアでも同一人物と見る論調が多く、入れ替わり説は下火になっている印象を受けます。
一方でSNS上では容姿の変わりようから、別人や影武者説を支持する声も多く意見が割れているようですね!
金正恩の影武者&替え玉15名以上?本人死んでいる説も!
前述したように、これまでに何度も別人説が取り沙汰されてきた金正恩氏ですが
- 影武者&替え玉が15名以上存在する
- 金正恩はすでに死亡している
という噂も存在します。
ここからはそれぞれの噂について詳しく見ていきましょう!
影武者15人超説は本当?
ネット上では、15人以上の影武者が存在すると噂される金正恩氏。
大半は半信半疑で、ネタとして扱っている方が多い印象ですね。
この噂について調べてみましたが、はっきりとした根拠はなく、15枚の画像を比較して顔の違いを検証しているサイトから影武者が15人という噂に結びついたようです。
また、ネット上には父親の故・金正日氏には影武者が60人いたという噂もあります。
この噂が元となり「息子に影武者が大勢いてもおかしくない」といった、憶測を生んでいるようですね。
もっとも金正日氏の『影武者60人説』についても、ハッキリとした根拠はありません。
この噂の元ネタは、2017年の現代ビジネスの記事から来ていると思われます。
2008年に金正日氏が脳卒中で倒れた際のできごとを、中国の病院関係者の証言として紹介しました。
「人民解放軍の病院に勤務する脳外科医で、『神の手』と呼ばれる医師を責任者とする医師団が組まれ、平壌に向かった。だが北朝鮮側から約60人分ものダミーのカルテを見せられたため、医師たちは『北朝鮮にはこんなにダミーがいるのか』と呆れて、帰国してしまった」
出典:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51103?page=3
この証言が真実だとすると、本当の症状が表沙汰にならないようにダミーを60人分用意していた。という話です。
独裁政権トップの健康状態ですから、秘密を守るためにこれくらいならやる可能性はあるかもしれませんね!
記事にはインパクト重視で「金正日の影武者は60人」という見出しが付けられていましたが、容姿を似せた身代わりが60人いたという訳ではないようです。
なんにせよ、北朝鮮の指導者には大勢影武者がいるという噂は半信半疑程度にとらえておいたほうがいいかもしれませんね。
金正恩死亡説の理由は?
金正恩氏の別人説とセットで語られているのが「金正恩氏はすでに死亡している」という説です。
金正恩氏が死亡しているから代わりに影武者が表に出てきているのではないか、といった憶測ですね。
年齢的にはまだ30代とされる金正恩氏ですが、なぜ死亡説が拡散される事態になっているのでしょうか?
以前より極度の肥満体であることから、糖尿病や心臓疾患の可能性を指摘されていた金正恩氏。
2020年4月には米CNNと韓国のデイリーNKが、金正恩氏が心血管系の手術を受けて治療中と報道しています。
北朝鮮の金正恩党委員長が心臓手術後に危険な状態にあると米CNNが報道、しかしデイリーNK消息筋によると術後の経過は良好だという
出典:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/cnn-4.php
当時、日本のメディアでも大きく取り上げられていたことを記憶されている方も多いのではないでしょうか。
しばらくの間、死亡説や重体説でワイドショーが盛り上がっていましたね。
その後、2020年5月に約3週間ぶりに公の場に姿を表した金正恩氏。
海外メディアの健康不安説を払拭する狙いがあったのだと思われますが、この時にも影武者説・死亡説が取り沙汰されていました。
大手メディアによって、「金正恩氏が何らかの健康問題を抱えている」といった報道が繰り返されることで、病気による死亡説が広がっていったと考えられます。
死亡説についても、誰もが納得できる証拠や証明はこの先も出てこないでしょう。
陰謀論としてこれからも永遠に残っていくのではないでしょうか!