勝野七奈美さんは、勝野洋さんとキャシー中島さんの娘(長女)です。
二世タレントとして知られる七奈美さんは『肺がん』のため、29歳という若さで亡くなってしまいました。
壮絶な闘病を送っていたという勝野七奈美さんの
- 死因は肺がん!
- 元夫は現在再婚も?
- 闘病が泣ける!
について詳しく紹介します。
目次
勝野七奈美の死因は肺がん!

俳優勝野洋さんとタレントキャシー中島さんの娘勝野七奈美さんは、ご夫婦の長女(第1子)として誕生します。

ご両親の愛情を一身に受けて育った七奈美さんは、幼少期からテレビにも出演。
身長170㎝という恵まれたスタイルを武器に、NANAMI名義でモデルやシンガーソングライターとして芸能活動されていました。
18歳の時には、妹の雅奈恵さんとともに写真集「D・U・O」をリリース。

また、多彩な才能を活かしてジュエリーデザイナーとしても活躍されていたのですが…。
2009年の7月、29歳という若さで亡くなってしまいます。
勝野七奈美さんの命を奪った病気は小細胞肺がんでした。
2008年11月に結婚された七奈美さんは、新婚ホヤホヤの幸せ絶頂期に『がん』と宣告されてしまったのです。
『小細胞肺がん』とは・・・
小細胞肺がんは、小さな細胞が密集して広がっていく癌です。
肺がんの中でも進行が早く、早期発見が難しいと言われている小細胞肺がん。
勝野七奈美さんは2009年2月にガンと診断されてから、わずか4ヶ月あまりで亡くなりました。
一般的には喫煙者が患いやすいとされる小細胞肺がん。しかし七奈美さん自身も家族も非喫煙者!
そんな背景もあってか、七奈美さんも家族も「肺がん」とは思わなかったのかもしれません。
キャシー中島の娘|勝野七奈美の闘病が泣ける!

2008年11月に結婚された勝野七奈美さん。その後、新婚旅行先のハワイへと出発します。

旅行先では咳が止まらなかったそうですが、挙式や旅行の疲れが溜まったものと思っていたとか。
ところが、体調は悪くなるばかり。帰国後すぐに病院で診察を受け『肺炎』と診断されたのですが…。
処方された薬の効果もなく、咳が止まらない状態が続いたといいます。
そこで改めて「国立がんセンター」で精密検査を受けたところ、小細胞肺がんと判明。同時に生存率6%の宣告を受けた七奈美さんは、気丈にも
私が6%に入ればいいんでしょう!大丈夫、私は闘うから!
とポジティブに病魔と向き合い始めます。
手術はせず、抗がん剤に頼るしかないほど進行していたという七奈美さんの肺がん。その進行は想像以上に早く、体のあらゆるところに転移していきました。
勝野七奈美|壮絶な闘病記
勝野七奈美さんのがんは、骨やおでこにも転移。一時は効果がみられた抗がん剤も効かなくなり、辛い日々が続いたそうです。
しかし、七奈美さんは常に前向き。新しい治療法を探しては「絶対に負けない」と、病魔に向き合っていたといいます。
そんな娘の姿に、母親のキャシー中島さんは
娘がやりたいことは、全てやらせてあげたい
という一心で、七奈美さんに付き添っていたそう。
あらゆる治療を試してみたものの癌の進行を止めることが出来ず、無情にも癌に蝕まれた身体は衰弱していきます。
そんな中、七奈美さんは「家に帰りたい」と医師に訴え、1泊の外泊許可をもらいました。
一時退院で自宅に帰った日には家族で外食。しかし翌日、再び病院へ戻った七奈美さんの容態は急変。
2009年7月7日、両親・夫・弟に見守られながら息を引きとったそうです。
肺がんと闘った勝野七奈美さんでしたが、享年29歳という若さで亡くなりました。
ご両親は七奈美さんの遺体を抱きしめ号泣。妹の雅奈恵さんは前日から仕事で海外に渡っており、最期に立ち会えなかったといいます。
七奈美さんの葬儀は東京・新宿の千日谷会堂でしめやかに営まれ、約350人が弔問に。

憔悴しきった家族の姿は、当時のワイドショーでも報じられました。
キャシー中島の悲痛な思い!

娘の勝野七奈美さんを「肺がん」で亡くした母親キャシー中島さん。七奈美さんの10年目の命日にあたる2019年7月7日、ブログで心境を明かしました。

あの日からもう10年というタイトルのブログには
- 七奈美さんが亡くなってから10年が過ぎた
- 一度も忘れたことはない
- 心が置き去りになっている
- あの時もっと出来ることがあったのではないかと、自分を責めている
- 月日が経っても心が癒えることはない
と、娘を亡くした母の思いを綴っています。
そして七奈美さんの死から11年目となる2020年7月7日には、父親勝野洋さんと一緒に写る結婚式の画像を投稿。

キャシーさんがアップした画像には・・・
大好きな家族からの祝福を受け、幸せいっぱいの笑顔をみせる美しい七奈美さんの姿が写っています。

しかし、挙式からわずか3ヶ月後に「肺がん」が発覚。そこから過酷な闘病生活が始まりました。
母親のキャシー中島さんは娘の苦しむ姿に耐えられず、もういいよ!もうやめて!もうそっと逝かしてあげて!と夫の勝野さんに懇願してしまったそうです。
病院で七奈美さんに付き添ったキャシー中島さんの葛藤が伝わります。
2021年7月7日に七奈美さんの13回忌を迎えた勝野家。母親キャシー中島さんは自身のインスタグラムに家族写真を投稿。

また、キャシー中島さんのインスタには次のコメントも掲載されています。
あの日から12年が過ぎようとしています。5人家族だった勝野ファミリーの1人が欠けることは、体を引き裂かれるように辛かったです。
と、七奈美さんへの思いを綴っていました。
大切な娘を失った悲しみは、何年経っても消えることはありませんよね。
勝野七奈美【3姉弟】の絆
勝野家の長女でもある勝野七奈美さんは3姉弟の一番上。次女の雅奈恵さんも長男の勝野洋輔さんも芸能界で活躍されています。

そんな3姉弟の絆はとても強いもだったそうです。
次女の雅奈恵さんは姉・七奈美さんの命日となる2022年7月7日にInstagramを更新。
忘れられないナナミの言葉はたくさんあるけど、、。
闘病中に、お姉ちゃんが苦しむ姿に家族みんなが「代わりたい」と泣いた時があります。
すると、お姉ちゃん、痛みと苦しみをスッとそれを堪え、凛とした表情で「わたしでいい、わたしでよかったんだ」と、言いました。
病室では家族ひとりひとりに「愛してるよ」って言い、伝え続けたお姉ちゃん。
「また来るからね」の後は、「バイバイ」じゃなくて「愛してるよ」だった…。
その言葉はずっと生きていて、私たちはいつもナナミの愛を感じています。
七奈美さんの優しさと芯の強さを感じますね。
雅奈恵さんや洋輔さんは困ったことがあれば、両親よりも先に姉の七奈美さんに相談していたそう。
妹や弟の異変に誰よりも先に気付き、電話をくれるのが長女の七奈美さんだったといいます。

次女の雅奈恵さんは「とにかく格好いいお姉ちゃんでした」とインスタのコメントを締めくくりました。
七奈美さんは本当に素敵な女性ですね。

勝野七奈美の夫はどんな人?

勝野七奈美さんは、亡くなる7ヶ月前に結婚しています。夫の猪田武さんは浜崎あゆみさんのPVにも出演経験があるダンサー。
こちらが猪田武さん↓

お二人は約3年間の交際を経て結婚したわけですが、結婚から1年も経たないうちに愛する奥さまを亡くしてしまいました。
そんな夫の猪田武さんには『再婚説』が浮上しているという噂…。
そこで現在の猪田武さんについて調べてみます。
勝野七奈美の夫は再婚した?
勝野七奈美さんの夫・猪田武さんの2022年現在を探ってみたところ、再婚報道は見当たりません。
あくまでも筆者の予想ですが、現在も独身を通しているものと思われます。
猪田さんは七奈美さんと2007年に設立した会社『Manna Island(マナアイランド)』を引き継ぎ、代表取締役に就任したとの情報。
同会社はジュエリー販売・音楽事業など幅広い事業を展開。2009年には法人化し「株式会社マナファクトリー」へ会社名を変更しました。
また、七奈美さんの妹・勝野雅奈恵さんと弟・勝野洋輔さんが副社長に就任し、家族で会社を経営されているとのこと。

キャシー中島さんは、義理の息子である猪田武さんについて
武ちゃんは私たちの大切なファミリー。1人になりたいと思うまで一緒にいて欲しい。
とコメントされています。
娘の七奈美さんが残したファミリーの絆を大切にしていることがうかがえますね。
妻の葬儀で喪主を務めた夫猪田さんは、七奈美は、太陽のような人でしたと挨拶しました。

現在夫の猪田さんは、ガンを啓発するチャリティー活動にも積極的に取り組んでいる様子。
七奈美さんの名前から立ち上げたプロジェクトは773チャリティーといい、集まった募金は癌センターの研究所などに寄付しているそうです。
勝野七奈美|プロフィール

- 名前:勝野 七奈美(かつの ななみ)
- 本名:猪田 七奈美(いのだ ななみ)
- 生年月日:1979年11月19日
- 没年月日:2009年7月7日(29歳)
- 出身地:東京都
モデルや歌手・ジュエリーデザイナーとして活躍された勝野七奈美さん。
七奈美さんの名前は
- 父勝野洋さんの本名、六洋の『六』
- 母キャシー中島の本名、八千代の『八』
その数字の間である『七』を使って七奈美と名付けられたそうです。
七奈美さんが亡くなったのは、2009年の7月7日のこと。母キャシー中島さんは
七奈美は、大好きな『七』を自分の旅立ちに選んだかのよう!
と、ブログに綴っています。
まとめ
勝野洋さんとキャシー中島さんの娘(長女)勝野七奈美さんについて紹介しました。
結婚式の数ヶ月後に『肺がん』を告知されたものの、最後まで決して諦めない七奈美さんの姿に芯の強さを感じます。
夫・猪田武さんがコメントされた「ひまわりのような人」という表現に相応しい、ポジティブで明るい女性でしたね。
勝野七奈美さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。