2022年8月11日、96歳で亡くなった世界的ファッションデザイナーの森英恵さん。
そんな森英恵さんの「家系図が豪華すぎる」と話題になっているようです。
そこでここでは、森英恵さんにまつわる
- 森英恵一族の家系図を子供・孫の代まで
- 森ビル一族との関係
について詳しく紹介します。ぜひ、最後までお付き合いください。
森英恵【家系図】子供・孫世代まで詳しく解説!
2022年8月11日に96歳で死去した、ファッションデザイナーの森英恵さん。
家族からは「ママ森」の愛称で呼ばれており、森家にっとって柱的な存在だったといいます。
そんな森英恵さんの華麗なる一族の家系図を御覧ください。
森家の家系図に載っているのは有名な方々ばかり。テレビでもお馴染みの顔ぶれも多いですね!
では、森英恵さんの家系図に載っている人物をお一人ずつ解説していきます。
①旦那・森賢
森英恵さんにとってなくてはならない存在だったのが、旦那さんの森賢さんです。
夫の森賢さんは『ハナエモリ・グループ』の元会長。賢という名前の読み方については公表されていません。
森英恵さんと森賢さんは勤労動員の工場で知り合ったといい、当時の森賢さんは陸軍陸の主計少佐という階級にあったそうです。
お二人は1948年に結婚しました。こちらが新婚時代の森英恵さんと森賢さん夫妻の画像。
森英恵さんと森賢さん夫妻の間には、息子2人と娘1人という3人の子供がいます。
夫の賢さんは女性が外で働くことに理解があり、妻の森英恵さんを支え続けました。
森英恵さんご夫妻は、日本でも欧米のようにファッションが文化として認められるよう頑張っていたそうですが、夫の森賢さんは1996年10月に亡くなりました。
②子供(長男)森顕(もりあきら)
- 誕生日:1949年6月3日
- 出身校:スイス国際学校
森英恵さんの長男森顕さんは
- 『STUDIO VOICE』の初代編集長
- 発行元のINFASパブリケーションズ(旧株式会社流行通信)の元代表
- 株式会社ハナエモリ・アソシエイツの元社長
も務めました。優しい人柄で、従業員にも慕われていたそうです。
2023年1月22日に森英恵さんの故郷である島根県吉賀町で開催された『お別れ会』では、長男の森顕さんが親族代表として挨拶します。
長男の森顕さんは「蝶をトレードマークとした母のデザインは、故郷の景色や山並みの影響を受けている。本当に幸せな人生だったと思う。」と語ったそうです。
2024年現在は、倭式騎馬会の会長をされている森顕さん。
鹿児島神宮で披露した森顕あんの弓馬術は、地元メディアでも大きく報じられました。
③子供(次男)森恵(もりけい)
- 誕生日:1955年5月1日
- 出身校:ペンシルヴェニア大学
- 株式会社マイカシミヤ 代表取締役
森英恵さんの次男森恵さんは2004年、マイカシミヤ Japanを設立。
母・森英恵さんの影響でカシミヤに特別な思い入れがあるそうです。
”私の幼い頃より、母のデザイナー森英恵はカシミヤを愛用していて、母の温かいぬくもりとカシミヤの優しさが重なります。”
引用:http://www.mycashmere.com/html/company.html
次男の森恵さんも結婚されており子供が2人いるようですが、妻や子供の顔画像などは非公表となっています。
④子供(長女)詳細不明
調べてみましたが、森英恵さんの長女の名前や顔画像は非公開。森英恵さんの娘に関する情報は、全くと言っていいほどありません。
ひょっとすると結婚して森家を離れ、一般人として暮らしているのかもしれませんね。
⑤長男嫁・森パメラ(もり ぱめら)
- 誕生日:1957年
- 旧姓:パメラ・アン・ハリス
長男・森顕さんの妻パメラさんはイタリア系アメリカ人の元モデル。17歳のときにモデルとして日本へやってきました。
夫・森顕さんとの出会いは、パメラさんが森英恵さんのファッションショーに出演したことがきっかけ。
森英恵さんがショーの後、パーティで2人を引き合わせてすぐ交際に発展。パメラさんは20代で結婚したそうです。
夫の森顕さんとの間に2人の息子と3人の娘が誕生。
パメラさんは子育てが落ち着いた1990年代後半から『HANAE MORI』のスタッフとして働き始めます。
一時期はデザイナーやクリエイティブディレクターとして、義母でもある森英恵さんをビジネス面でサポートしていたとか。
しかし、森英恵さんがデザイナーとして第一線から退いたタイミングで、パメラさんも仕事を辞めたそうです。
⑥孫(長男)森研(もりけん)
- 誕生日:1979年6月28日
- 出身校:ロードアイランド州のブラウン大学
- 職業: 実業家、メディアプロデューサー
森顕さんの長男森研さんは
- 2008年 M-ENTERTAINMENT社を設立
- 2012年「WWD JAPAN.com」のディレクター
- 2013年から同社・編集長を歴任
- 2015年4月から「WWDジャパン」編集部門とデジタル部門の統括責任者として常務取締役に就任
パリコレなどにも足を運んでいるといいます。
現在は結婚して子供もいるそうですが詳細は不明。
長男・森研(もりけん)さんの名前は、海外に行ったときに現地の人から親しまれやすいようにと名付けられたそうです。
⑦孫(次男)森勉(もりべん)
- 誕生日:1981年2月25日
- 出身校:慶應義塾ニューヨーク学院からロードアイランド・スクール・オブ・デザイン
- 職業:ファッションデザイナー
森顕さんの次男森勉さんは、長女・森泉さんと共に社交界デビュー。
2009年裏原宿系をイメージしたブランド『BEN MORI』を立ち上げました。
2010年には欧米を中心としたアーティストブランドのWHITE RAVENを展開しています。
次男・森勉(もりべん)さんの名前も長男と同様に、海外に行ったときに現地の人から親しまれやすいようにと名付けたそうです。
⑧孫(長女)森泉(もりいずみ)
- 誕生日:1982年10月18日
- 出身校:バーモント州ウィンダム郡のパットニー・スクール
- 職業:モデル、タレント
モデル・タレントとして芸能界で活躍している長女森泉さん。
- 2002年 パリ・コレクションに出演
- 2004年 社交界デビュー
このときエスコートしたのが次男の森勉さんです。
2005年『おしゃれイズム』にアシスタントとして出演。その後、モデルとしてだけでなくバラエティなど活躍する場を広げます。
2018年3月31日40代の一般男性と結婚。旦那さんはお寺の副住職さんでイケメンだそうです!
17年間飼っていた愛犬・ディエゴの死をきっかけに、以前から知り合いだった旦那さんと急接近して結婚にいたりました。
2018年6月19日、第1子となる女児が誕生。
一人娘のほかに、森泉さんは現在18種類23匹の犬や鳥、亀、トカゲ、豚も育てています。
ちなみに仕事で多忙な両親に代わり、森泉さんが10歳下の妹・森星さんの面倒をみていたようです。
⑨孫(次女)森雪(もりゆき)
- 誕生日:不明(森泉の1歳下)
- 出身校:不明
- 職業:ファッションプロデューサー
森顕さんとパメラさんの次女森雪さんは、2005年に社交界デビュー。
エスコートを務めたのは森泉さんの時と同じ次男・森勉さんでした。
森雪さんも上の兄弟と同じく、高校生になったら1年はアメリカ留学するよう両親から言われていたそうですが、森雪さんは海外にそれほど興味がなかったそうです。
しぶしぶマサチューセッツ州の全寮制高校に入学。そこで、自分らしく楽しく生きるアメリカの若者たちに衝撃を受け、森雪さんもアメリカでモデル活動をスタート。
大学もニューヨークの学校を選びました。
入学してしばらくすると「恵まれた環境にいるだけではいけない」と大学を休学。
そのままロサンゼルスへ向かい、親の援助を受けずに自分の力だけで仕事探しをはじめます。
そこでファッションブランドのセールスに興味を持ち、自身のブランド「Biancheri tutu(ビアンチェリ チュチュ)」を立ち上げました。
その後、ロサンゼルスで『YM Design Studio LLC』を設立。
2013年には現在の家を約6200万円で購入。ガレージ部分を改装してYM Design Studioの事務所にしたそうです。
森雪さんが立ち上げたブランド「freeseam(フリーシーム)」は、日本でもユナイテッドアローズと提携するほどの有名ブランド。
実業家となった森雪さんは2010年に結婚。旦那さんは留学中に出会ったジョナサン・ルトナーさんです。
同じアパートメントに住んでいた2人は、たまたま乗り合わせたエレベーターでお互いに一目惚れしたといいます。
運命的な出会いを果たした森雪さんとジョナサン・ルトナーさんは、出会ってから1週間で交際に発展したそうです!
旦那さんのお仕事は、ESPNというスポーツ系のTV局で広報、マーケティングをしています。森雪さんと旦那さんは
- 2010年:長男の勝(ショウ)くん
- 2014年:長女の純(ジュン)ちゃん
という1男1女に恵まれました。
実は旦那さんのルトナーさんですが、森雪さんと結婚する際に義母パメラさんから「子どもを5人作るように」と言われたとか。
森家3姉妹の中では唯一、芸能界の仕事に就いてない森雪さん。そんな雪さんの最新の姿が話題になったようです。
上記の写真は森英恵さんの49日の法要で集まった3姉妹ショット。長女森泉さんが自身のインスタグラムに掲載しました。
祖母森英恵さんがデザインされた蝶のブローチを着けています。それにしても皆さん美人ですよね。
こちらはパメラさんと3姉妹が『徹子の部屋 48年目突入SP』に出演した際の家族ショット。
森泉さん・森雪さん・森星さんが着ているドレスは、祖母でもある森英恵さんがデザインされたもの。
なんでも森家の3姉妹がテレビにそろって出演するのは初めてということです。
ちなみに森泉さんの下に写っている女の子が、森雪さんの娘・純ちゃんです。
⑩孫(三女)森星(もりひかり)
- 誕生日:1992年4月22日
- 出身校:慶應義塾大学文学部
- 職業:モデル、タレント
森顕さんの三女森星さんは、モデル・タレントとして芸能界で活躍。2人の姉と同じく、2011年に社交界デビューしています。
学生時代「Hana* chu→(ハナチュー)」の読者モデルをしていた森星さん。
世間に注目されはじめたのは、ラジオ番組「ハイスクールHotパーティー」が主催する学校の枠を超えた文化祭「青二祭」に参加したことがきっかけでした。
2012年から2014年まで、ファッション雑誌「CanCam」の専属モデルとして活動。
2017年から「25ans」で表紙モデルを務めます。
他にもニューヨークの「Harper’s BAZAAR 150th Anniversary」に招待されており、日本だけでなく海外でも通用する人気モデルです。
また、2020年からはモデル業のかたわら、休日はキッチンカーで数々のイベントに出かけているという森星さん。
「Miss Eden」というお店を出しています。
現在はモデルとして活躍する森星さんですが、将来は裏方で働きたいという意欲をみせているとか。
祖母の森英恵さんの後継者として、デザイナーの道に進む可能性もありそうですね。
森英恵の生い立ち!森ビル一族との関係は親族?
森英恵さんと森ビルは関係があるのか気になっている方は多いですよね。
結論から言うと、森英恵さんと森ビルは関係ありません。
森ビルの創業者は森泰吉郎さんといい、1904年に東京市芝区南佐久間町(現・港区西新橋)にある、米屋と貸家業を営む家に生まれました。
こちらが森泰吉郎さん。
一方、森英恵さんは1926年1月8日生まれ。島根県鹿足郡六日市町(現在の吉賀町)の出身です。
開業医の父のもとに生まれ、幼少期は5人の兄弟と裕福な家庭で育ちました。
出身地が東京と島根でまったく違います。
家業も森泰吉郎さんの実家は貸家業、森英恵さんは父親が開業医をしており関係がありません。
さらに森英恵さんの生い立ちを詳しく見ていきましょう。
森英恵さんの略歴は次のようなものです。
- 1948年、学生時代に勤労動員の工場で知り合った元陸軍主計少佐・森賢さんと結婚。
- 1951年、新宿東口にスタジオ「ひよしや」を設立。10年間で200着以上もの映画衣装のデザインに携わることに。
- 1954年 銀座にブティック&サロン「ハナヱ・モリ」をオープン
森英恵さんは1965年、ニューヨーク・コレクションに初参加。
蝶モチーフのドレスが話題になり森英恵さんは「マダム・バタフライ」の名で広く知られるようになります。
その後も森英恵さんは、フランス・オートクチュール協会にアジア人として初めて認められるなど数々の功績を残します。
森英恵さんの顧客には、モナコ王妃のグレース・ケリー、ソフィア・ローレンなど著名人も数多くいました。ほかにも
- エムケイタクシーの制服(1983年)
- 美空ひばりの不死鳥をイメージしたステージ衣装(1988年)
- バルセロナ五輪日本選手団の公式ユニフォーム(1992年)
- 皇后雅子様の結婚の儀の際に着用したローブ・デコルテ(1993年)
などもデザインしており、みなさんの記憶に新しいのではないでしょうか。
森泰吉郎さんが森ビルを設立し、森英恵さんは銀座に「ハナエ・モリ」をオープンさせました。
森泰吉郎さんが不動産事業に乗り出す一方、森英恵さんはファッション界で多くの人々に支持されていきます。
2人ともそれぞれの分野で活躍されていますが、両者に接点はありません。
森英恵さんと森ビルに関係はありませんでした。
そのかわり森英恵さんは、1977年12月に東京・表参道に「ハナエ・モリビル」を完成させています。
地上5階地下1階建てで、正式名は青山大林ビルディング。
残念ながら2011年に建て替えられてしまい、現在は見ることができません。
しかし、かつての「ハナエ・モリビル」も森ビルに引けを取らない立派な建造物だったことは間違いないでしょう。
森英恵【家系図が豪華】まとめ
森英恵さんの家系図から、気になる森ビルとの関係までをみてきました。
森ビルは森英恵さんと関係がないこともわかりました。
森英恵さんのご家族はお子さんからお孫さんまで、みなさん立派な職業に就かれていますね。
今後もお子さんやお孫さんのご活躍が楽しみです!
最後までお読みいただきありがとうございました。