2021東京オリンピック・柔道女子78キロ超級の素根輝選手。
若干20歳(2021年6月現在)の
日本の若きエース
に金メダルの期待が高まっていますね!
身長162㎝と78キロ超級の中では小柄な素根選手。
体格差を物ともせず対戦相手を投げ飛ばしていく様子に、その人気もうなぎ上りのようです!
今回はそんな素根選手について
生い立ちや出身校、その時々のエピソード
をご紹介します。
ぜひ最後までご覧になってください!
素根輝の生い立ち|小学校1年生から柔道開始
素根輝選手が柔道を始めたきっかけは?
素根選手は福岡県出身。
父・母・3人の兄・姉の7人家族の「末っ子」として生まれました。
名前 | 素根 輝(あきら) |
生年月日 | 2000年7月9日 |
出身地 | 福岡県久留米市 |
身長 | 163㎝ |
体重 | 108㎏ |
素根選手が柔道を始めたのは7歳になった小学1年生の夏頃。
当時3人の兄たちが通っていた脩柔館山内道場に入門。
父・行雄さんも柔道経験者だったため、柔道を習い始めることは自然の流れだったようです。
ただ、決して親から強要されて始めたわけではないようです。
何をしてもいいから輝いてほしいと願って名付けた子。女の子やけん、絶対に柔道をさせたいなという感じではなかった
出典:https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/536557/
それでも娘が柔道を習い始めたことに、父として嬉しい気持ちもあった様子。
自宅に練習スペースを作り、週3日の道場がない日は
父・行雄さんが進んで指導する熱の入れようだったんだとか!
小学生時代の悔しいエピソード
素根選手は柔道を習い始めて3か月後に出場した大会で
1回戦負けを喫しています。
柔道を始めて3か月の初心者ですから、当然といえば当然ですが
相手の子が自分より小柄だったこと
でかなり悔しい思いをしたようです。
しかし、これが転機となり「一本背負い」の習得に繋がっていきました。
行雄「まだ何も技を教えていなかったけど、負けて悔しそう。
頑張ろうという意味で、一本背負いを教えた。
そうしたら、北九州市で行われた西日本少年大会(個人戦女子小学1年の部)で3位。
一本背負いだけで勝ち上がった」
出典:https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/536557/
素根選手の負けず嫌いの性格と柔道の才能を感じさせるエピソードですね!
小学6年生の時には全国小学生学年別柔道大会に出場。
45キロ超級をオール一本勝ちで制し、小学生にして日本一を経験しています。
素根輝選手の出身小学校や練習場所
素根選手の出身小学校ですが、2021年6月現在公表されていません。
中学校が久留米市立田主丸中学校ですので、学区内の小学校を調べてみました。
近くの小学校は2校あり
- 久留米市立水分小学校
- 久留米市立田主丸小学校
このどちらかの可能性が高いと思われます。
ちなみに道場のブログの情報では、久留米市内の中学校
- 久留米市立江南中学校
- 久留米市立城南中学校
が練習場所だったようです。
素根輝の生い立ち|中学・高校時代の快進撃が凄い!
中学時代
素根選手は中・高と地元・久留米市の学校に進学しました。
全国の強豪校から声がかかったそうですが、
両親の希望と地元で活躍したいという想い
から地元の学校への進学を決めています。
素根選手が進学したのは福岡県久留米市立田主丸(たぬしまる)中学校でした。
同校の出身者には素根選手の後輩で48キロ級の古賀若菜選手もいらっしゃいますね。
公立校でありながら、県内の大会では上位入賞の常連校であり、柔道強豪校として知られています。
そして素根選手は
地元で活躍したいという想いを胸に、輝かしい実績を残しました。
田主丸中学時代の大会成績
素根選手の中学時代の主な大会実績をご紹介します。
2013年 全国中学校柔道大会 個人戦・団体戦 | 2位・3位 |
2014年 近代柔道杯全国中学生柔道大会 団体戦 | 3位 |
2014年 全国中学校柔道大会 個人戦・団体戦 | 優勝・2位 |
2015年 全日本カデ柔道体重別選手権大会 | 優勝 |
2015年 ドイツカデ国際大会(ベルリン) | 優勝 |
2015年 世界カデ柔道選手権大会 | 優勝 |
2015年 全国中学校柔道大会 個人戦・団体戦 | 優勝・優勝 |
2015年の全日本カデ大会では高校生を相手にオール一本勝ちで優勝。
17歳以下の世界一を決める世界カデ大会に中学生として唯一出場しています。
大会ではオール一本勝ちで優勝し、中学生にして念願の
世界一
を経験しています!
結果も素晴らしいですが、素根選手の試合は
一本勝ちが多く、内容でも圧倒している
ことが多いですね!
高校時代
素根選手の出身高校は福岡県久留米市立南筑(なんちく)高等学校です。
高校進学にあたり、全国の強豪校から声がかかったそうなのですが
高校は、兄が通っていたこともありますが、私自身が地元で活躍したい気持ちがあったこともあり、地元福岡県久留米市にある久留米市立南筑高等学校に進学しました。
出典:https://www.judo-ch.jp/interview/sone/
とインタビューに答えています。
南築高校は柔道の名門校として有名ですが、
超高校級の素根選手の練習相手
を探すのは大変だったようです。
日々の稽古には体格がよく似ている兄・勝(まさる)さんが練習相手を務めていました。
「高校生の頃、輝には(女子選手の)練習相手がなかなかいなくて。家族としても、困っているのは分かっていたんです。ちょうど自分も専門学校を卒業し、柔道整復師の免許を取得してタイミングも良かった。輝が高校2年にあがる時から、自分の母校でもある南筑高校で妹の練習相手を務めてきました」
出典:https://www.news-postseven.com/
高校在学中も兄・勝さんや家族の支えを受け
快進撃といえる実績
を積み上げています!
南筑高校時代の大会成績
素根選手の高校時代の大会実績ですが、すべて紹介するとたいへんな量になってしまうため
今回は優勝のみに絞ってご紹介します。
2016年 全日本カデ柔道体重別選手権大会 | 優勝 |
2016年 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 | 優勝 |
2017年 全国高等学校柔道選手権大会・個人戦 | 優勝 |
2017年 全日本選抜柔道体重別選手権大会 | 優勝 |
2017年 金鷲旗高校柔道大会 | 優勝 |
2017年 インターハイ・個人戦 | 優勝 |
2017年 世界柔道団体選手権大会 | 優勝 |
2017年 嘉納治五郎記念ウラジオストク日露ジュニア柔道交流大会 | 優勝 |
2018年 全日本選抜柔道体重別選手権大会 | 優勝 |
2018年 皇后盃全日本女子柔道選手権大会 | 優勝 |
2018年 グランプリ・フフホト | 優勝 |
2018年 金鷲旗高校柔道大会 | 優勝 |
2018年 アジア競技大会 | 優勝 |
2018年 世界柔道団体選手権大会 | 優勝 |
まさに快進撃といっていい輝かしい成績ですね!
2016年の高校1年時からジュニアだけでなくシニアの大会にも出場しているようです。
2017年からは国際大会での優勝も多く見られ、オリンピック出場を目標として強く意識するようになったようです。
出場するだけでも大変な道のりではありますが、3年後は日本の代表選手として出場し、金メダルを獲りたいですね。
出典:https://www.judo-ch.jp/interview/sone/
2018年の世界選手権個人戦では、同階級にライバルの朝比奈沙羅選手がおり、惜しくも出場は叶いませんでした。
素根VS阿部|伝説的な試合をご紹介
こちらは素根選手の高校時代の試合動画で100万再生を超える人気動画です。
2017年の金鷲旗高校柔道大会決勝の様子を見ることができます。
素根選手と同じく東京五輪代表の阿部詩選手との対戦が話題になった試合ですね。
対戦校の夙川学院先鋒・阿部選手が4人抜きした後で
大将の素根選手が5人抜きでの逆転優勝
という劇的な試合内容でした!
親友であり、共に超高校級の実力を持った二人の強さがお分かり頂けると思います。
2021東京五輪では二人そろっての金メダルに期待したいですね!
まとめ
今回は素根輝選手について生い立ちや出身校、その時々のエピソードをお伝えしてきました。
いかがでしたでしょうか?
幼少期よりその才能を発揮してきた素根選手。
素根選手がこれまで快進撃を続けてきたことも
家族の力添えがあってこそ
と言えるのではないでしょうか!
オリンピック初出場となる2021東京五輪ではどのような活躍を見せてくれるのか
日本女子柔道ホープの素根輝選手に要注目です!
最後までご覧くださり、ありがとうございました!