尼僧、小説家としてご活躍されている瀬戸内寂聴さん。
2020年で97歳となり、ますます元気でご活躍されています。
テレビ番組でも見かけることも、度々あります。
そんな瀬戸内寂聴さんですが、実は、昔ご結婚されており、お子さんもいらっしゃるそうです!
今回は、そんな瀬戸内寂聴さんのお子さんについて迫っていきたいと思います。
瀬戸内寂聴の小説「いずこより」は自叙伝小説!
小説家としてご活躍される瀬戸内寂聴さん。
瀬戸内寂聴さんは、1974年に小説「いずこより」を出版しました。
この小説「いずこより」は、自叙伝小説となっており、少女時代から出離に至るまでの自身の波乱万丈な人生について綴られています。
1974年といえば、瀬戸内寂聴さんは52歳でした。
その小説の中で、瀬戸内寂聴さんは、結婚や娘について語っています。
尼僧である瀬戸内寂聴さんが、結婚して子供も居たなんて驚きですよね!
瀬戸内寂聴が娘を捨てたその後・夫からもらった3枚の写真とは?
小説「いずこより」によると、瀬戸内寂聴さんは、21歳でお見合い結婚をしたそうです。
相手は、学者で北京大学に単身赴任していました。
結婚し、瀬戸内寂聴さんも、北京に渡ります。
その翌年、瀬戸内寂聴さんが22歳の頃に、北京で女の子を出産します。
24歳の頃に日本へ帰国し、その翌年には夫の仕事の都合で上京します。
瀬戸内寂聴さんが出奔したのは、25歳の2月のことでした。
瀬戸内寂聴さんは、地元徳島の夫の教え子である年下男性と恋に落ち、その男性を選んで夫と子供を捨てたのです。
娘さんは、当時3歳でした。
その2年後に、瀬戸内寂聴さんは、正式に離婚をします。
瀬戸内寂聴さんは、出奔した後、元旦那さんから娘さんの写真を三枚もらったそうです。
写真を見せれば心変わりが起きて戻ってくるかも、という夫の下心が瀬戸内には見えていた。
と、小説「いずこより」のなかで回想されています。
一枚目は、出奔から半年後、元夫からもらったもの。
二枚目は、二十歳になった娘さんが自宅の縁側で写した一枚。
三枚目は、羽田空港の国際線口でのスナップ写真でした。
小説「いずこより」では、この3枚の写真から回想していくことになります。
瀬戸内寂聴と娘の再会はいつ?復縁までの経緯は?
年下の恋人を選んで、娘さんを捨てた瀬戸内寂聴さんですが、その後、娘さんとは復縁を果たしているそうです。
これだけの経緯があれば、復縁が難しかったように思いますが、どういう経緯で復縁に至ったのか気になりますよね!
瀬戸内寂聴さんと娘さんはいつ再会したのでしょうか?
瀬戸内寂聴さんが出奔した後、娘さんは「ママは死んだ」と言われて育ってきたそうです。
娘さんが3歳の頃に、出奔した瀬戸内寂聴さんですが、その2年後に娘さんに会いに行きました。
娘さんが5歳の頃のことです。
瀬戸内寂聴さんが娘さんに、「お母さんはどうしたの?」と尋ねると、娘さんは、「お母さんは死んだ」と答えたそうです。
その言葉に何も言うことができなくなってしまった瀬戸内寂聴さん。
菓子包みを娘さんに渡しました。
娘さんは、帰宅後、菓子包みを「お母さんに貰った」と言っていたそうです。
お母さんに気付いていながら、「お母さんは死んだ」と返答した娘さんは、瀬戸内寂聴さんを母親として拒絶したことになります。
その後、娘さんがアメリカに留学したことを、瀬戸内寂聴さんは夫からもらった写真で知ります。
また、娘さんが結婚したと聞いたときには、瀬戸内寂聴さんは、婚礼家具一式を娘さんに送りました。
しかし、その婚礼家具も送り返されてしまいます。
瀬戸内寂聴さんは、京都での法話でこう語っています。
作家になるため、娘を置いて家を出たエピソードを明かし、「96歳まで生きて何にも後悔することはないが、そのことだけは、しちゃいけないことをしたと今も思っている」と語った。
引用:徳島新聞(https://www.topics.or.jp/articles/-/74083)
娘さんを捨てたことを、ずっと後悔しており、復縁を望んできました。
念願の再会が叶ったのは、瀬戸内寂聴さんが出家してからのことでした。
残念ながら詳しい経緯はわかりませんが、ずっと復縁を望んできた瀬戸内寂聴さんに、年を重ねてきた娘さんが折れた形なのでしょうか。
年を重ねて、娘さんの方でも何かを悟ったのかもしれません。
娘さんを捨てたこともあり、何度も拒否され、復縁には長い年月が掛かったようです。
瀬戸内寂聴の娘の現在は?結婚していて子供もいる?
今年、97歳になられた瀬戸内寂聴さん。
娘さんは現在、76歳ということになります。
先程、婚礼家具のエピソードでもお話した通り、ご結婚もされたようです。
お母さんのことがトラウマになることなく、無事ご結婚もされたようで、良かったですね。
子供さんもいらっしゃるようで、瀬戸内寂聴さんは、1973年にお孫さんに会うこともできたそうです。
その時、瀬戸内寂聴さんは、51歳でした。
ということは、現在、お孫さんも少なくとも47歳は過ぎていると考えられます。
もしかしたら、ひ孫さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
まとめ
今回、瀬戸内寂聴さんの娘さんについてお話ししていきました。
波乱万丈な人生を歩んでこられた瀬戸内寂聴さん。
娘さんとも、何とか復縁を果すことができたようで、良かったですね!
これだけの経験をされてきたから、現在、尼僧として、有難いお話をすることができているのではないでしょうか。
これからのご活躍にも注目です!