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医者いらずの体質改善を目指す方に!五臓と五味の関連と豆知識について。

皆さん、五臓六腑という言葉をご存知ですか?

五臓六腑に染み渡る~、なんてよく言いますが、

五臓六腑は伝統中国医学で人間の内臓全体を言い表すときに用いる言葉なのだそうです。

さて、最近、古典医学に見識のある方から、茶飲み話でしたが、大変面白いお話を聞きました。気軽にお読みくださいね。

五臓六腑とは?

五臓六腑は伝統中国医学で人間の内臓全体を言い表すときに用いる言葉です。

五臓とは、肝・心・肺・脾・腎、を指します。(なお、古典医学の脾は、解剖医学でいくと膵臓が該当します。)

六腑とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦、を指します。

それぞれに、とても奥深い、体と心の関連性、宇宙との関連性があります。これは本当に壮大な学問で膨大な量です。

今回は、五臓と五味の関連について少しだけお話します。

五臓と五味の関連性。

五味は、一般には、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味、と言われますね。

しかし、古典医学の五味は少し違います。

五味は、酸味、苦味、甘味、辛味、塩味、の5つの味を指します。

そして、これらの五味と五臓には関連性があると言われています。ちょっとした豆知識を教わったのでご紹介しますね。

酸味は「肝」へ入る。

酸味は「肝」に入ると言われています。そして、その影響は筋肉に行き、筋肉を痙攣させます。

よく、酸っぱいものを摂ると引きつる、と言いませんか。筋肉に問題がある場合、酸っぱいものを食べないことが大事なのだそうです。

なお、肝に大切なのは、たんぱく質だそうです。

苦味は「心」へ入る。

苦味は心に入ると言われています。そして、乾きを生み、その影響は骨に行くそうです。

一般に、湿気があるところに病原菌が宿ります。そのため、湿気ているときは、乾燥させることが大切です。

苦味は主に魚の腸やお茶などにあります。お茶は栄養学的にはカテキンが作用する見方もありますが、ここでは乾きを生むためにウイルスを繁殖させない力があると捉えます。

ちなみに、このお茶というのは日本茶のことです。紅茶、珈琲は該当しませんのでご注意ください。

甘味は「脾」へ入る。

甘味は脾に入ると言われています。そして、緩める力が働き、その影響は肉に行きます

よく疲れたときに甘いものを食べると、心身が緩み疲れががとれたような気になることがありませんか。また、緩んだら消化が早くなる特徴もあります。

甘味は現代人は摂りすぎてしまう傾向があるため、食後にちょっと食べるのが良いです。

また、緩んだ影響は肉へ行くとお伝えしました。

体の中で緩んで困る臓器はどこでしょうか。答えは心臓です。甘いものを食べ過ぎている人は心臓の病気になりやすいそうですので注意しましょう。また、肉腫、癌なども注意すべきものになります。

砂糖の甘さは危険で、果物の果糖の甘さも摂りすぎは良くありません。果物もお菓子のうち、と捉えてほどほどにバランスよくいただきましょう。

辛味は「肺」へ入る。

辛味は肺に入ると言われています。そして温める作用があります。

豆知識ですが、七味唐辛子は生薬の調合と同じになっていて、素晴らしい薬方だそうです。

よく、うどんに七味をかけて食べませんか。これは、とても理にかなっているのだそうです。というのも、うどんは体を冷やす食べ物です。ですので、温める七味をふることでバランスをとっているのだそうです。

また、たとえば、スイカに塩をふって食べたり、りんごを塩水につけたりするのも、理にかなった先人の教えです。

私達の体は、カリウム5とナトリウム1のバランスで働くのですが、カリウムが豊富なスイカやりんごを食べるときに、カリウムとナトリウムのバランスを5:1に近づけるため昔の人たちは塩をふったといえるでしょう。

塩味は「腎」へ入る。

塩味は腎へ入ると言われます。そして塩は固めて冷やす力があります。

腎臓疾患の人は塩辛いものをなるべく避けましょう。腎不全、腎のう胞、なども、腎臓が冷えて弱っていることが原因です。

良質のたんぱく質を摂り、精製された塩は避けましょう。

まとめ

いかがでしたか?五臓と五味の関連をざっくりとお伝えしました。古典医学は、探求しようと思えばいくらでも探求できる分野です。

もし興味のある方は、参考にしてみてください。とはいえ、これは一つの見方に過ぎませんので、ぜひご自身でも色々調べてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。