皆さんは、家計簿はつけていますか?
不満や不安がありながらもサラリーマンを続けている人は結構多いのではないでしょうか。
転職や独立が頭によぎった方に是非おすすめしたいことがあります。
それは、家計簿をつけること。
今回は、私がサラリーマンをしていた時期の体験から、家計簿をつけるメリットを書いてみようと思います。
繁忙期に体調を崩し、不安を感じたサラリーマン時代。
サラリーマン時代に、私は実家暮らしと一人暮らしと両方経験しています。地方では、実家から職場に通うというのは珍しくありません。
一般に、実家通いであれば貯金ができる、と言われます。私も、貯金したかったので就職したての頃は実家通いでした。
そんな私が1人暮らしを始めたのは、会社の繁忙期に体調を崩したのがきっかけでした。
正社員で給料もそこそこ、福利厚生も充実、人間関係もそこまで悪くはないのですが、とにかく毎年やってくる繁忙期が酷かったのです。
そもそも体力のない私は今の仕事をずっと続けられないんじゃないかと不安になりました。
1冊の本との出会い。生活コストを見極める実験。
本気で悩み始めたころに、有名ブロガーであるイケダハヤトさん著の「年収150万円で僕らは自由に生きていく」という本に出会いました。
年収150万円。
150万円という金額はともかくとしても、今の仕事を続けるのか、辞めるのか、もし辞めるなら辞めた後どうするのか、これからの方向性を決めるうえでも、まずは自分の生活コストを把握するのがとても大事なんじゃないか。
そんなことに気付かされた一冊でした。
実家にいた頃から家計簿はつけていたし、実家に家賃分くらいのお金は入れていました。でもやっぱり一人暮らしをしないと支出の全体像が見えないのですね。
悩んだ結果、「きちんと私に必要な生活コストを試算してみよう」と決心。実家の近くに賃貸物件を借り、一人暮らしを始めたのでした。
意外!?一人暮らしで「貯蓄スピードが上がった」体験。
「きちんと私に必要な生活コストを試算してみよう」と決心し、実家の近くに賃貸物件を借り、一人暮らしを始めました。
実家にいれば誰にとっても特に意識しなくても自然とお金が貯まりやすいのは事実です。でもたぶん、私にとっては、一人暮らしを始めたきっかけが、結構ホンキで重たかったのでしょう。
実家にいた頃より一人暮らしの方が、月々の支出は減り、貯蓄スピードは上がったのです。
きっと当時の私は「自分が満足して生活していけるレベルを見極めて、今の仕事とは距離を置きたい」と真剣に思っていたので、月々の支出をシビアに見ていたのだと思います。
家計簿をつける過程で見えた「自分にとっての豊かさ」。
家計簿をつけて良かった点は他にもあります。
それは「自分にとっての豊かさが何かという問いに真剣に向き合えたこと」です。
私は、月々の支出をシビアに見ながらも、自分にとっての豊かさを手放したいわけではないので、何でも安ければ良いとは思っていませんでした。
心が満たされない窮屈な生活は長続きしません。削れるものは何だろう?削りたくないものは何だろう?そんな思考が自然と繰り返されるようになりました。
豊かな生活を手放したいわけではなく、豊かさを自分の中で再定義していく。
当時の私にとっての家計簿は、本質的にはそんな側面があったのです。そして、この経験はサラリーマン生活を手放した今、大いに役立っています。
転職や独立に向けて「家計簿をつける」ことのメリット
実家暮らしから一人暮らしへ。私の動機はちょっと特殊かもしれませんが、「家計簿をつける」メリットをまとめると次のようなものです。
・月々の支出にシビアになるので貯蓄スピードが上がる
・自分に必要な生活コストが把握でき転職や独立に向けた収入の目安が定まる
・自分にとっての豊かさが何かという問いに真剣に向き合える
いかがでしたでしょうか。転職や独立が頭によぎったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。