皆さんは、お蕎麦は好きですか?最近メディアでも蕎麦の健康効果が取り上げらえたので、注目している方は多いのではないでしょうか。
最近、私もテレビで見て気になってしまいました。今日はお蕎麦について深掘りしてみたいと思います。
そば(蕎麦)の健康効果とは?
蕎麦は、アミノ酸スコアが高く、良質なミネラルやビタミンを含むので、健康や美容に良い食品と言われています。
さらに、蕎麦に含まれる成分で注目すべきは、「ルチン」という成分です。
ルチンは、ポリフェノールの一種で、非常に高い抗酸化力があり、毛細血管の強化に役立つことから、全体的な血流を良くしたり、動脈硬化、心臓病などの生活習慣病の改善に効果があると言われています。
普段、うどんを食べる方は、ときどき蕎麦にしてみてはいかがでしょう?
そば(蕎麦)の食品表示を見てみよう!
市販に出回っている蕎麦の大半は、小麦粉と蕎麦粉を混ぜ合わせて出来ています。裏面の食品表示の原材料を見てみると、配合量の多い順に記載されています。
原材料を見て、蕎麦粉、小麦粉の順に書かれていれば、蕎麦粉の量が多い。逆に、小麦粉、蕎麦粉、の順に書かれていれば、小麦粉の量が多いということになります。
蕎麦にどうして小麦粉を混ぜるのでしょう。
小麦粉に含まれるタンパク質は水と結合するとグルテンという物質を形成します。この小麦粉由来のグルテンは、粘りと弾力性が在り、細く伸ばしたり、薄く伸ばしても、切れにくい、という性質を持っています。
そのため、一般的な麺作りにおいて、小麦粉が使われる理由は、小麦由来のグルテンを混ぜることで、弾力性が増し切れにくくなることから、効率よく麺を作ることができるためなのです。
実は、ふわふわのパンを作る原理も基本的にはこのグルテンの働きを利用しています。
十割蕎麦を茹でるときの注意点
蕎麦の健康効果を存分に活用したい場合は、十割蕎麦(100%蕎麦粉でできている蕎麦)がおすすめです。
ただ、十割蕎麦にはグルテンが含まれないため、切れやすい性質があります。
一般的な乾麺と同様に、十割蕎麦を鍋に火をかけ、茹でるときにぐるぐるかき混ぜると、麺がボロボロに切れてしまうので注意が必要です。
そのため、麺が切れないようにするには、必要以上に、箸でぐるぐるかき混ぜないことがポイントとなります。
オススメは、鍋を火にかけるとき、鍋の中央に火元をおかずに、鍋を少しずらして片側に寄せて火にかけることです。
鍋の中央に火元を置くと、お湯の対流が内→外→内へと流れるため、内側へ麺が対流し麺同士がぶつかって傷つくことになります。
鍋の片側(例えば左)に火元を置けば、火元から上→右→下→左とお湯の対流が起こり、麺が一方通行に綺麗に流れるため、麺同士がぶつかって傷つきません。そのため、麺をぐるぐるかき混ぜなくても上手に茹でることができます。
ちょっとした茹でるコツをお伝えしました。ぜひ参考にしてみてくださいね!