2019年5月27日、皇居では、トランプ大統領の歓迎行事が行われました。トランプ大統領とメラニア夫人は、天皇陛下・皇后さまに迎えられて、宮殿で面会しました。
このときメラニア夫人は皇后さまとお話中に終始足を組んでいました。
皇后さまを前にして失礼ではないか?という声が上がっています。この点について調べてみると、意外なことに、アメリカでは日本と反対の常識があることが分かりました!
メラニア夫人が皇后さまと面会中に足を組んでいた
2019年5月27日、日米首脳会談に先立ち、皇居で、トランプ大統領の歓迎行事が行われました。
トランプ大統領夫妻を乗せた長い車列は、皇居前広場を通り、午前9時半前、宮殿に到着。
トランプ大統領とメラニア夫人を天皇陛下・皇后さまが笑顔で出迎えました。
屋外での式典が終わったあと、トランプ大統領とメラニア夫人は宮殿・竹の間へと移動し、天皇陛下・皇后さまと面会されました。
終始なごやかな雰囲気だったようですが、この写真にも在るようにメラニア夫人がおもむろに足を組み、皇后さまとお話していました。
公式面会中に足を組むのはマナー違反?
なぜアメリカ人は足を組みたがるのか?日本とアメリカの違い
日本では、足を組むことは、相手に対して失礼にあたるとされています。
これは日本の文化が畳と茶道の文化であるためです。日本人は、本当に礼儀を重んじる場面では「正座」をするのが基本です。
そのため足を組むことは失礼という考え方が根付きました。
しかし、一方のアメリカでは日本のような正座の文化はありません。
日本と違ってアメリカにはそもそも「床に座る」という常識がなく、座る時は椅子を使うのが基本です。
そのため、綺麗に足を組んで椅子に座る文化が発生してきました。
アメリカでは大統領でも足を組むのが基本
日本では足を組むのは失礼だ、という価値観ですが、アメリカではむしろ綺麗に足を組むことこそがフォーマルとされています。
オバマ大統領と安倍首相が会見したときも、オバマ大統領は堂々と足を組んでいましたね。
このように、アメリカ人の価値観では「足を組むのはマナー違反」という概念はほとんど存在していません。
あえて足を組んでラフな姿を見せることで、「相手に心を開いている」というアピールを
しているということもあるようです。
アメリカは、移民大国の銃社会なので、いつどこで敵に襲われるか分からない、という前提があり常に相手に対して警戒しています。
アメリカ人が誰かと交流をする時には、親しくなりたい相手に対しては、こちらがリラックスしているという姿勢を見せる必要もあります。
つまり、アメリカ人にとって公共の場で足を組むという行為は、相手にケンカを売っているわけではなく、むしろ相手に心を開き、フランクに接したいという心の表れ…という解釈もできるでしょう。
メラニア夫人の足組みは皇后さまからの配慮もあった?
そもそも文化や常識が違うわけなので足を組む行為は必ずしも失礼というわけではないですが、日本の文化や礼儀についてメラニア夫人はやや勉強不足だったかもしれませんね。
メラニア夫人が足を組んだのは、おそらく皇后さまがリラックスしてくださいとお気遣いされた結果なのではないか、とも言われています。
どなたかが耳打ちしたのでしょうか、面会後半では足を組むのは辞めて和やかにお話されていたようです。
日本への敬意も感じさせるメラニア夫人のファッション
メラニア夫人は27日は白のワンピースに赤いヒール靴を履いていました。すっきりとして控えめ、品のある装いです。
白地のワンピースに赤い靴の組み合わせに
と好感する声もあがっています。この日、メラニア夫人が着ていたワンピースなどの情報はこちらの記事に書いています。
いずれにしても友好関係が続いていくことを願ってこの記事を終わりにしたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。