2019年4月15日(日本時間16日)、フランス(仏)の世界文化遺産であるノートルダム大聖堂で大規模火災が起きました。
大量の炎と煙に包まれ、尖塔が崩壊する瞬間にはパリ市民から悲鳴が上がりました。1000年の歴史を持つ世界的な遺産であっただけに、非常に残念です。
今回は、ノートルダム大聖堂の尖塔崩壊の瞬間を捉えた衝撃映像や、火災原因、鎮火後の様子などをご紹介します。
ノートルダム大聖堂の火災動画!尖塔が崩壊に悲鳴が!
2019年4月15日(日本時間16日)、フランス(仏)の世界文化遺産であるノートルダム大聖堂で大規模火災が起きました。
大量の炎と煙に包まれ、尖塔が崩壊する瞬間にはパリ市民から悲鳴が上がりました。
【動画】尖塔が倒壊した際には、市民から悲鳴が上がった。#パリ #ノートルダム大聖堂 #火災 #世界遺産 pic.twitter.com/GUFPxDXu8a
— ロイター (@ReutersJapan) April 16, 2019
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ノートルダム大聖堂の火事原因や鎮火後の様子は?
ノートルダム大聖堂の火事原因は?
一部報道によると、次のことが分かっています。
- 火は屋根の辺りから出た
- 過失による出火の疑いがある
大聖堂では去年4月から大規模な修復工事が行われており、出火当時も屋根の上には大きな足場が組まれていたようです。
消防によりますと、火は屋根裏付近から出たとみられるということで、地元の検察当局は過失による出火の疑いがあるとみて原因を調べています。
(引用:NHK NEWS WEBより)
当時行っていた修復工事と出火との関係を調べているようです。
過去にノートルダム大聖堂の防火体制を視察したこともある東京理科大学の関澤愛教授がNHKの取材に応じて次のようにコメントしています。
西洋の歴史的建築物は石造りのものが多いが、屋根裏には木材が使われているほか、焼け落ちたせん塔の中も多くの木材の骨組みが使われていて、非常に燃えやすい構造だった。
2008年に視察した際には、屋根裏に放水のための設備や消火器が設置されていたが、それが今回、どのように機能したかは分からない
大きな建築物を消火するためには屋根を壊して上から放水する必要があるが、貴重な文化財の価値を損なうこともあり、ちゅうちょしている間に火災が拡大することもある。
文化財の消火については事前に管理者と消火担当者が取り決めをしておく必要がある。
(引用:NHK NEWS WEBより)
ノートルダム大聖堂の鎮火後の様子は?
ノートルダム大聖堂で起きた火災は、発生からおよそ10時間後に、ほぼ消し止められました。
現場を訪れたマクロン大統領は
「この火災はフランス国民にとって悲劇だ」
と述べたと報じられています。
ノートルダム大聖堂は、1000年の歴史を持つ世界的な遺産であり、パリ市民からも悲痛な声が上がりました。
被害状況については次のように報じられています。
- 大聖堂の中央にある高さおよそ90メートルのせん塔が焼け落ちた
- 屋根の3分の2が崩れ落ちた
一方で、火災のあと大聖堂の内部を撮影した写真も公開されました。写真には、消失を逃れた十字架が写っています。
外から差し込む明かりが、床から立ちのぼる煙や左側の壁を白く照らす中、入り口からまっすぐ向かった先に十字架が、焼失を逃れて立っている様子が確認できたとの情報です。
また、美しいアーチを描いていた天井にはところどころ大きな穴があき、奥には炎とみられるオレンジ色の光がのぞいていたとメディアは報じています。
まとめ
2019年4月15日(日本時間16日)、フランス(仏)の世界文化遺産であるノートルダム大聖堂で大規模火災が起きたことを受けて、ノートルダム大聖堂の尖塔崩壊の瞬間を捉えた衝撃映像や、火災原因、鎮火後の様子などをご紹介しました。
大量の炎と煙に包まれ、尖塔が崩壊する瞬間には筆者も息を呑みました。1000年の歴史を持つ世界的な遺産であっただけに、非常に残念です。
フランスのマクロン大統領はノートルダム大聖堂の再建を目指すとしており、日本政府は、フランス政府からの支援要請があれば積極的に検討したいと述べています。
フランスだけではなく世界にとっての大切な遺産として見守っていきたいと思います。最後のまでお読み頂きありがとうございました。