8月4日に亡くなった津川雅彦さん(享年78)と4月27日に亡くなった朝丘雪路さん(享年82)の合同お別れ会が11月21日に東京・青山葬儀所で営まれました。
津川雅彦さんと朝丘雪路さんは、おしどり夫婦と知られていたそうです。夫婦が長年連れ添えば色々とあるもの。仲睦まじくあるためにはどうしたら良いのでしょう?
おしどり夫婦の秘訣は何なのか?今回は、津川雅彦さんと朝丘雪路さんのエピソードから、紐解いてみたいと思います。
故・朝丘雪路さんは炊事・掃除・洗濯が出来ないお嬢様!
妻・朝丘雪路さんはどんな方だったのでしょうか。
朝丘さんは東京市京橋区築地生まれ。日本画家の父親から溺愛されて育ったお嬢様。世間知らずで一般常識がなく、家事も苦手だったそう。
結婚するまで自分でお金を払って買い物をした経験が全くなく、結婚してからは買い物はすべて1万円札で支払っていた。そのため、お釣りの千円札や硬貨が溜まりに溜まり、ある日、薬を探していた津川が引き出しから小銭の山を発見して仰天する(本人はそれら硬貨がお金とは知らず、無論、金銭感覚も一般とズレていたため、言われるままに多く支払っていたため、常に一緒に行動する付き人が注意を払っていたという)。
家事の一切も苦手であり、「火が怖い」「洗濯機が使えない」「掃除機の使用方法が分からない」ほどであった。
娘が乳児だった頃もオムツ替えは家政婦に任せており、生涯、家事全般を事務所のスタッフと家政婦が代行していた(津川が思わず「我が家には主婦がいないんだねぇ」と呟いた際には「私も家事の出来る奥さんが欲しいわ」とあっさり言ってのけたという)。
引用元:Wikipedia
長女の真由子さんが合同お別れ会で語ったエピソードでも朝丘さんのお嬢様ぶりが現れています。
二人を一番、間近で見てきた真由子さんは「決して、理想的な父と母だったとは言えないと思います。母は母でみなさんご存知の通り、何もできない」と話し、幼い頃の朝丘さんのあるエピソードを明かした。
朝丘さんは自動販売機に「朝丘です」と話し掛け、真由子さんが「小銭を入れないと買えないよ」と言うと、「えっ?大丈夫よ、真由子。朝丘です」と言い、真由子さんは「三越の屋上でお帳場(ツケ)で自動販売機も買えると勘違いしている母を見ながら、『大丈夫かな』と思っていた4、5歳の頃を思い出します」と語った。
故・津川雅彦さんの故・朝丘雪路さんに対する気持ち。
夫・津川さんは妻・朝丘さんに対してどのように感じていたのでしょう。津川さんは無くなる前に妻・朝丘さんに対して次のようなコメントを残しています。
過去に番組に出演した際、津川さんが「はた目に見れば大した女房じゃないです。飯は作らない、掃除はしない、洗濯もしない…僕なんか自分で掃除、洗濯、炊事をやっていましたから」と言う隣で、朝丘さんが「ウソばっかり、ひどい~!」と仲睦まじい姿を見せていた。
そりゃ、そうですよね。。ご飯も掃除もダメとなると男性は辛いかも、、。
じゃあ、津川さんは朝丘さんの何が良かったんだろうと思いますよね?
雪江はワガママで厄介者だが、根っこがかわいい女でした。結婚したこと、娘を産んでくれたこと、45年共に暮らせたこと、すべては因果関係でつながっていて、良いことも悪いこともあったがすべて必然だった。感謝あるのみ。
引用元:週刊朝日2018年7月6日号
妻・朝丘さんのことを、根っこがかわいいと褒めている!
実際は生活していくなかで色々あったのでしょうが、、、
上のコメントから津川さんの懐の深さを感じますね!!
とはいえ、こういうコメントも残ってます。
もし生まれ変わってもまた雪江と結婚したいかと言われると、それは勘弁してもらいたい。せっかくなら新しい相手にしたいよ。ハハハ。
引用元:週刊朝日2018年7月6日号
おしどり夫婦の秘訣は?(男性編)
女性は、一般に男性から炊事・掃除・洗濯など家のことが出来て欲しいと思われがち。「料理が上手な奥さん」といえば男性も嬉しくなってしまうものですよね。
でも完璧な女性はいません。もし夫婦生活に対して男性が描く理想があるのだとすれば、夫婦生活とはまさにその理想を削り落としていく忍耐業なのかもしれません。
津川さんのコメントから学べるのは、忍耐と懐の深さ、どんな奥さんであったとしても、ひたすら受け入れる包容力と感謝の気持ちを持ち続けることが、秘訣なのでしょうね。
おしどり夫婦の秘訣は?(女性編)
津川さんの「根っこがかわいい女でした」というコメントから学べるのは、やはり結婚後も女性として可愛らしくあることの大切さです。
男性は、可愛い女性を見ると嬉しくなってしまうもの。女性は、ちょっとぐらい苦手なこと・不得意なことがあったとしても、可愛らしくあり続けることが夫婦円満の秘訣なのでしょう。
まとめ
夫婦円満の秘訣を、津川雅彦さんと朝丘雪路さんのエピソードから紐解いてみました。
仲睦まじくいることは、当人同士にとっても周囲にいる人にとっても、微笑ましく素敵なことですよね。
長年連れ添えば色々ありますし、熟年離婚も多い現代ですが、お二人のエピソードから学べることは多いですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。