パーキンソン病をご存知ですか?
パーキンソン病は主に50歳以上の中高年に見られる進行性の疾患で、現代では完治が困難な難病として知られています。
介護が必要になるきっかけの一つにパーキンソン病の発症があるのだそうですよ。
さて、最近、古典医学に見識のある方から、面白いお話を聞きました。茶飲み話ですが大変参考になるお話でした。気軽にお読みくださいね。
パーキンソン病とは?主な症状は?
パーキンソン病は、運動機能に障害が現れる病気です。
手足の震えや筋肉のこわばり、姿勢を変える反射が鈍くなったり、自律神経が乱れて便秘・排尿障害・発汗異常などを引き起こす場合もあります。
また神経伝達物質セロトニンの分泌に影響を与え睡眠障害や認知機能障害を引き起こす場合もあるそうです。
パーキンソン病を発症すると、外に出るのが億劫になり、患者は徐々に家にこもるようになる傾向があるそうです。
パーキンソンの原因は何か?
私達の体を意図したとおりに動かすために運動調節の指令を出している神経伝達物質があるのをご存知でしょうか?この神経伝達物質をドーパミンと呼びます。
ドーパミンは、脳の「黒質」という部分で作られます。
現代医学では、パーキンソン病の原因はドーパミンの減少が知られています。しかし、なぜ黒質が機能しなくなるのか、ドーパミンが減少するのか、原因ははっきりしていません。
そのため、現代医学では、完治が困難な難病と言われます。進行を遅らせる治療はできるのですが、現状では確実な予防法がないと言われています。
一方、東洋医学の見地からは、「寒熱」という概念から原因が特定されています。「寒熱」は東洋医学(古典医学)に独特の概念で、西洋の現代医学にはこの概念はありません。
なぜ黒質が機能しなくなるのか。それは、黒質が冷えているために、フェニールアラニン(体の中で合成できないアミノ酸)がドーパミンに変換できない、というのことなのだそうです。
ですので、処方は「温めること」ということになります。
では、体を温める食材の見極め方を見ていきましょう。
キーワードは「温めること」。根菜類のパワーに注目!!
食材には、体を温める性質のものと、体を冷やす性質のものとがあります。
よく、陽性食品、陰性食品、という形で食材が分類されていることがあります。しかし、このような分類はあまり正確ではなく、覚える必要はありません。
本来の見極め方のポイントは、食材が本来持っている生育エネルギーの方向性です。
下にいくエネルギーなのか、上にいくエネルギーなのか、という視点で食材を見てみるとよいそうです。
土から上に生育して伸びていくものは、冷やす働きがある。
土から下に生育して伸びていくものは、温める働きがある。
多くの根菜類は、それ自身が熱エネルギーを持っているので、太陽熱を避けるように地下へ地下へと伸びていきます。そういった性質から、多くの根菜類は本来、体を温めるの働きがあるのだと、覚えるとよいでしょう。
体を温める食材の代表例は、漢方でもおなじみの、人参、生姜などが有名ですよね。どちらも根菜類ですね。こうして生育エネルギーの方向性から食材を眺めてみると、なるほど~!と関心してしまいました。
現代の世の中は、体を冷やす食材で溢れています。慢性的に体が冷えている方も多いのだとか。ぜひ気をつけていきたいですね。
もし興味のある方は、参考にしてみてください。とはいえ、これは一つの見方に過ぎませんので、ぜひご自身でも色々調べてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。