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アニー賞「未来のミライ」日本で評価低いのに海外で評価された理由は?



2019年2月3日、細田守監督の映画「未来のミライ」が第46回アニー賞の授賞式でインディペンデント作品賞を受賞しました。

日本でも歓喜の声が上がっています。

 

とはいえ一方では面白くない、、なんて声も。

 

どうして評価がこんなにも割れるのでしょうか?日本で酷評の理由について、さらには、なぜ海外で評価されたのか考察しました。




細田守「未来のミライ」が米アニー賞を受賞

2019年2月3日に受賞が報じられました。

第46回アニー賞の授賞式が日本時間の本日2月3日に行われ、「未来のミライ」がインディペンデント作品賞を受賞した。

「未来のミライ」は、

  • 4歳の男児くんちゃんと未来からやってきた妹ミライちゃんの冒険ファンタジー。
  • 上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、役所広司、福山雅治らがキャスト。
  • 高木正勝が音楽を担当。

日本で評価が低い理由は?

CMやあらすじとのギャップ説

なぜ日本で酷評されてしまうのか。

予告編CMでは時空を行き来するファンタジックな要素が冒険心を掻き立てる感じがしますね。

多くの人は「くんちゃんがミライちゃんとミライの時代へ冒険しに行く」的な冒険物語や、「立派なお兄ちゃんへ成長する」的な成長物語を期待していたのではないかとも言われています。

でも実際には、お母さんとのシーンが多かったりで、、なかなか大冒険にはならない感じで終わっていくので、そのギャップが低い評価になったのではないかと言われています。

そもそも共感できない説

そもそも設定に共感できない、、という声も、意外に多いんです。

細田監督の描く「普通の中流家庭」は幻想で、、実際には、子供を2人も産めるのは贅沢な話。独身や一人っ子の増加により「親近感」が得られなかったのではないか、と言われています。

海外で評価された理由は?

海外で評価された理由、気になりますよね。Twitterでもこんな声があります。

インディペンデント賞とは、、ざっくり言うと

大手映画会社がからんでいないマイナーな映画、ミニシアターとか単館系の作品に対して与えられる賞

です。同賞にノミネートされた他の作品を見てみましょう。

他の作品はどれも、風刺的な要素が強く、アニメーションなのですが過激な表現が多いですね。

インディペンデント賞に相応しいといえばそうなのかもしれませんが、これでは大手映画会社の作る過激な映画と差別化しにくく目新しさに欠ける気がします。

「未来のミライ」は、このなかでは唯一ファンタジックな表現のなかに人の営みの美しさがあるといえるでしょう。

海外では、日本ではあり得ないような過激なシーンって結構ありふれているんですよね。

ですので、日本人が普通でつまらないと感じる要素でも、十分に海外ウケしたといえるような気がします。




まとめ

人の評価はどうしても割れるものでしょうが、今回の受賞で再び注目の的となっていますね。

気になる方は、これを機会に一度観てみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。