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天然魚と養殖魚の違いは?両者の危険性について



こんにちは。皆さん、お魚は好きですか?私は地元が瀬戸内海に面しているため、小さい頃からお魚はよく食べていました。

天然魚と養殖魚って何が違うんでしょう?なんとなく、天然が良さそう、、と思いますが、どうなんでしょうか。

今回は、天然魚と養殖魚の違いについてまとめてみました。





天然魚の特徴、養殖魚の特徴。

天然魚は、人の手が加えられておらず自然のまま育った魚です。一般的に、海の中を自由に泳ぎ回るため、養殖魚に比べて、脂が少なく身が引き締まっています。

個人的な意見ですが、味は、さっぱりしていて、身に臭みがなく、皮まで美味しく、よい香りがします。

養殖魚は、魚の粉や穀類から取られた固形の餌を食べさせ、囲いの中で、水質、水温などを管理して、人の手によって育てられた魚です。一般的に天然魚に比べて脂がのっていることが多いです。

個人的な意見ですが、味は、脂がのっており、身の色がやや濃く、柔らかいと思います。

天然魚と養殖魚どちらが良い?

日本では、天然魚は、自然に育った魚ということで良いイメージがあり、飲食店で天然物と聞くと「おっ」と思う方も多いと思います。

他方で、海外では、天然魚は怖くて食べられない、養殖魚しか食べない、という方もいるそうです。どうしてでしょうか?詳しく見ていきましょう。

天然魚の危険性とは。

基本的に天然の魚の方が自然に近いため好ましく感じるかもしれません。

しかし、現代の海は、工場排水による化学物質汚染、原発事故や核実験による放射能汚染などにより危険な海域が沢山あります。

食物連鎖の観点からは、大型魚ほど有害物質が濃縮されている可能性が高いことが言われています。

また、マイクロプラスチックの問題をご存知でしょうか?マイクロプラスチックは5ミリ以下の小さなプラスチックのことです。

海に捨てられてたゴミや生活排水に含まれる小さなプラスチックを魚が飲み込み、体内に蓄積する問題が指摘されています。

プラスチックは、魚をさばいたときに、ある程度大きさがあれば取り除くこともできますが、洗顔料のスクラブなど微細なプラスチックは、もはや取り除くのが不可能です。

天然魚が怖くて食べられないという養殖派の方は、自然の海で何を食べているか分からない魚を食べるのは危険と考えているようです。

養殖魚の危険性とは。

養殖魚の問題でよく指摘されるのは「餌」です。遺伝子組換え不分別のものや、牛の肉骨粉の餌が使われるケースもあると言われています。

さらに成長促進や健康維持のため「抗生物質」を投与しています。この抗生物質には賛否両論あり、国の基準を満たしているので問題ないという意見と、人体への影響を懸念する意見があります。

なお、外国産の養殖魚は、日本に比べて養殖環境が悪く、餌や薬の投与による危険性は大きいと指摘する声もあります。

補足になりますが、魚の養殖が増えるほど天然魚が減っていくと警告を鳴らしている意見もあります。養殖魚の多くは肉食魚であるため、肉食魚を育てるための天然の小魚を大量に獲っていることが指摘されています。

健康面だけではなく環境面でも、考えさせられますね。

結局どうしたら良い?魚を選ぶときの基準(個人的な見解)

結局のところどうしたら良いのか難しいですよね。最終的には、個人の判断で、何を優先していくのかによります。

私の場合は、地元産の天然物の小魚が良いと考えています。海の汚染は、もはや、どこの海にも共通しているため、どうしようもないというのが私の意見です。

そのうえで、これは好みですが、やはり自然のものが良いという気持ちと、小魚は有害物質の濃縮リスクが低いこと、また、どこか遠い外国産の魚に比べれば、地元の海は地元ならではの安心感があると思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。